ぱっとみ映画感想ブログ

    1999年までの映画 特化型ブログです

年代順-1960年代

ジェリー・ルイスの底抜け大学教授(1963)

科学が専門の大学教授ケルプは、出っ歯でド近眼で全くイケてない冴えない男。でも自分の生徒の女学生ステラだけはなぜか優しく接してくれる。 そんなケルプがある時偶然、イケメンのモテ男に変身する薬を発明する。薬を飲んだケルプは歌もピアノも達者な最高…

続・光る眼/宇宙空間の恐怖(1964)

知能テストで通常では考えられない成績を叩き出した少年ポール。遺伝学者トムと遺伝学者デイヴィッドがポールの母親に話を聞きにいくが協力を得られない。 しかしその直後、母親は車にはねられ全身骨折で入院してしまう。彼女は見舞いに来たトムとデイヴィッ…

未知空間の恐怖/光る眼(1960)

ある村の住民が一斉に数時間気を失う事件が起こる。それから2か月後、村中の妊娠可能な女性全員が一斉に妊娠していることが発覚。そして一斉に生まれてきた12人の子供たちは感情がなく、知能が高く、光る眼を持っていた。

地球の危機(1961)

ネルソン提督が自分で設計した人類初の原子力潜水艦「シービュー号」で北極海を航行していると、突然ヴァン・アレン帯が燃え始めて地球の温度が急激に上がり、人類滅亡の危機にさらされる。 ヴァン・アレン帯を消滅させるには核ミサイルを打ち込むしかないと…

タイム・マシン(1960)

発明家のジョージは自ら発明したタイム・マシンで未来へと旅立つ。すると遥か80万年後の人類はイーロイとモーロックという二種族に分かれ、それぞれ地上と地下とで棲み分けていた。人類の変わり果てた様に愕然とするジョージ。一旦現代に戻り、もう一度80万…

恐怖の岬(1962)

1991年にリメイクされたスコセッシ監督&ロバート・デニーロで有名な 『ケープ・フィアー』 のオリジナル版。 一見したところ、こちらのオリジナルの方はマックスのイカレっぷりが控えめなので、サイコ映画というよりはスリラーだと思う。 そしてまあまあの…

黒猫の怨霊(1962)

原作はエドガー・アラン・ポーの数ある短編小説の中から三篇を選んで脚色し、映像化したオムニバス映画。 主演は ”あの” 有名な、マイケル・ジャクソン 『スリラー』 のPVでナレーションをしている ”あの声” のお方。個人的に推しの一人。若干だけど隙があっ…

金星ロケット発進す(1960)

1908年に実際にあった、シベリアに隕石が落ちたツングースカ大爆発をネタに、東ドイツとポーランドが合作したレアSF。火星ではなく、金星に行くというのもレア。 日本人女優、中国人俳優、アフリカ系黒人俳優という国際色豊かな配役で、しかもみんなが活躍す…

アッシャー家の惨劇(1960)

ロジャー・コーマンにリチャード・マシスン、そしてヴィンセント・プライスと聞けば期待せずにはいられない。 期待せずにはいられなかったんだけど、映画はちっとも面白くなかった。自分で書いたあらすじを読むと面白そうなのに、、、

アラバマ物語(1962)

重いテーマだけれど、アティカスの子供であるスカウトとジェムの目線で物語が語られていくのでスムーズに世界に入り込める。構成がうまい。 映画を貫く暴力的な雰囲気に反して、実際には暴力シーンはとても少ない。なんなら喧嘩っ早いスカウトが一番暴力的だ…

バートルビー(1969)

徹底的に原作に忠実に映像化した作品という印象。英語が分からなくても原作を読んでいれば分からないところが何もないくらい、忠実に映画化している。 その再現度は、例えば弁護士がバートルビーが住み着いている自分の事務所へ行き、ドアマットの下に隠して…

喰いついたら放すな (1960)

犯罪映画というよりは処世術映画というか、反面教師映画というか、私はこの映画を見ると「ダメなヤツの見本を見た!」という気分になる。 どういうところがダメなヤツなのかと言うと、まずジョニーはいたって普通の、身近にいそうなごく平凡な男として登場す…

バニー・レークは行方不明(1965)

この映画の一番の肝は娘のバニーが画面に登場しないところにある。 バニーの存在は母親の発言の中でのみ語られる。ぬいぐるみが出てきたり、歯ブラシも2つあったりなんかはしているのだが、本人が出てこない。 英国に着いてからバニーを「見た」人が誰もい…

オペラ座の怪人(1962)

改変がすごい。ひとつ前の1943年版も「ファントム(エリック)がクリスティーンのお父さんになっている」というなかなかの改変ぶりだったが、今回は更に輪をかけている。 まずはなんとエリックではなくピートリー教授という名前で登場。しかもファントムとは…

将軍たちの夜(1967)

第二次大戦下のポーランド、ワルシャワ。娼婦の惨殺死体が発見される。犯人が立ち去る姿を、便所のドアの割れ目から覗いていた男がいたが、彼が見たのは犯人のズボンのみ。そしてそのズボンはナチスの将軍が履く、真っ赤なラインが入ったズボンだった。

さらばベルリンの灯(1966)

戦勝国であるアメリカ・イギリス・フランス・ソ連の4か国は、ドイツの非軍事化、非ナチ化、民主化を進めていた。しかしナチの残党は根強く残り、「ネオナチ」として地下活動を続けている。しかも彼らは市民の中に紛れ込んで活動していて、見分けるのは容易で…

謎の要人悠々逃亡!(1961)

戦時中、ピース卿は英国軍からなにかの任務を仰せつかって「ファーロー中尉」のコードネームを与えられ、ドイツ領へ飛び立つが、なんと爆撃機から放り出されてドイツ軍の捕虜になってしまう。そこでピース卿は収容所からの脱出を計画する。

リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(1960)

主人公のシーモアは、花を切りそろえることも出来ない無能な花屋の店員。お金大好き店主に毎日イヤミを言われるが、花を愛する心は誰にも負けない。 ある日花屋をクビになりそうになったシーモアは、好きな女の子の名前をつけて自宅で育てていた変種の植物オ…

ショック集団(1963)

精神病院でスローンという男が殺される。犯人は不明だが、入所者のなかに目撃者が3人いる。3人とも狂人だが、ジャーナリストの主人公は精神病院に潜入して彼らを取材し、ピューリッツア賞をものにしようと目論む。

宇宙のデッドライン(1960)

1960年、空軍パイロットが実験中、偶然に時空を超えて遥か未来の2024年に行ってしまう。そこでは1970年から流行した疫病のせいで人類は絶滅しかけていた。生き残った人類はほぼ全員がミュータントとなっており、わずかに知性を保つ人々も言語中枢をやられて…

恐竜100万年(1966)

ダイナマイト・ボディを誇るセクシー系女優ラクエル・ウェルチの主演で有名な作品。とにかくラクエル・ウェルチの爆裂ボディが爆裂。 知っていたとはいえラクエル・ウェルチの「ダイナマイト・ボディ」は改めてすごい。知っていても凄い。凹凸(おうとつ)が…

地球最後の男(1954)

タイトルを見て、「地球最後の男になってしまったが、最後なのは男だけで女はウジャウジャいてウハウハ」みたいなお色気おバカ映画の可能性あるな、と予測して見始めたら、いたってシリアスな低予算ホラーだった。

タイム・トラベラーズ(1964)

一般向けではなく、完全マニア向け。60年代SFらしい手作り感とご都合主義、突っ込みどころが満載。というか、手品が満載。 そして未来で使役されているアンドロイドが割とインパクトあった。映画を見たことは忘れても、このマスク姿は忘れない。