ぱっとみ映画感想ブログ

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狼男/狼男の殺人(1941)

 

 

 

 

 

映画『狼男/狼男の殺人(1941)』のデータ

題名 狼男/狼男の殺人(The Wolf Man)
監督 ジョージ・ワグナー
出演 ロン・チェイニー・ジュニア、イヴリン・アンカース、クロード・レインズ、ラルフ・ベラミー、ベラ・ルゴシ
上映時間 70分
制作年 1941年
制作国 アメリカ

 

 

映画『狼男/狼男の殺人(1941)』のあらすじ

舞台はイギリス・ウェールズ地方。長年アメリカで暮らしていたラリー・タルボットは、父ジョン・タルボット卿のもとへ帰郷する。ある夜、ラリーは村の娘グウェンに惹かれ、彼女を尾行する途中で狼のような怪物に襲われている彼女を助けようとする。しかしラリーは怪物を撲殺するものの、その際に自分自身が噛まれてしまう。

実はその怪物は、満月の夜に狼男へと変身するジプシーの男ベラだった。村に伝わる言い伝えによれば、狼男に噛まれた者は次の満月に狼男となり、死ぬまでその呪いから逃れられないという。

やがて満月の夜が訪れると、ラリーは激しい苦しみとともに狼男へと変身し、無意識のうちに人々を殺してしまう。自分が犯人であることを信じられないラリーは、父や周囲に理解されないまま、恐怖と罪悪感に苛まれていく。

呪いを解こうと必死にあがくラリーだったが、悲劇は避けられず、ついには父親自身の手によって命を奪われるという、あまりにも悲しい結末を迎える。

 

 

映画『狼男/狼男の殺人(1941)』の予告編

www.youtube.com

 

 

映画『狼男/狼男の殺人(1941)』の感想

怖いというより、哀しい系のモンスター映画。モンスターがどうのこうのではなく、モンスターになってしまった人間のドラマが描かれるところがミソ。

ちょっとした事故で狼男になってしまった男ラリーの悲劇もさることながら、モンスターになってしまった自分の息子を救うため、息子に手をかける父親の愛情が悲しくも切なくて、二重に悲劇的。

だから映画のラストもかなり切ない。

 

狼男に変身してしまうラリーを演じたのは ”あの”伝説的怪奇俳優ロン・チェイニーの息子であるロン・チェイニーJr。

この『狼男』の2年前に主演した映画『廿日鼠と人間(1939)』では、頭の弱いレニー役を演じていて、これがかなりはまっていて名演だった(オススメ映画)。

そしてそのあと演じたこの『狼男』が当たり役となって、父親同様、怪奇映画のスターになった。

とはいえこの『狼男』を見ると、体格は立派だけれど顔つきがもっさりしていて華がない。『廿日鼠と人間』のレニー役はすごく良かったんだけど、、、

 

特撮面では、人がオオカミに変身する過程を、当時としては画期的なメイクと合成映像で描いているところが見どころ。

今見ると滑稽さがあるのも事実だけれど、人間の体に毛がたくさん生えて狼男に変身していくシーンでは、人間の映像に沢山の毛の映像を重ねてフェードインさせて、少しずつ少しずつ増えていくように見せる工夫がされていたのが面白い。

 

あと、同じく怪奇スターのベラ・ルゴシが小さい役で出演している。ここでのルゴシはそれほど棒な感じではなかった。

 

 

狼男 (字幕版)

狼男 (字幕版)

  • ロン・チェイニー・Jr
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