ぱっとみ映画感想ブログ

1999年までの映画 特化型ブログです

2024-01-01から1年間の記事一覧

オペラ座の怪人(1925)

おや? エリックの仮面ってこんなだったんだ。っていうか、いいの?エリック、これで。もうちょっと似合うのなかった? オペラ座の怪人の1925年版を見ようなんていう人は、絶対にアンドリュー・ロイド・ウェーバー版のミュージカル(1986)か、その映画化版…

ニューオーリンズ(1947)

ジャズ黎明期のニューオーリンズを舞台に、ジャズの普及に情熱を傾ける白人男性デュケインと若きオペラ歌手メラリーの恋模様を追いつつ、ジャズを生み出しジャズを愛する黒人ミュージシャンの姿、人種や世代の壁を乗り越えていく音楽の力を描き出す、音楽へ…

透明人間(1933)

主人公 ”透明人間” グリフィンを演じたのは、『オペラの怪人(1943)』でパパ・ファントムを演じていたクロード・レインズ。 とはいえ今作では終始包帯ぐるぐるで顔が見えないし、包帯を解けば「透明」という役柄だから、どこがクロード・レインズなのかさっ…

赤い靴(1948)

率直に言って名作だと思う。アンデルセンの『赤い靴』の、とてもよくできた翻案だと思った。 映画のなかば過ぎから15分にわたって演ぜられる劇中劇『赤い靴』のバレエ・シーンとその後に続くバレエ・シーンは圧巻。 赤い靴を履いてパーティに行きたいと願う…

ベン・ハー(1925)

映画『ベン・ハー』のデータ 映画『ベン・ハー』のあらすじ 映画『ベン・ハー』の感想 映画『ベン・ハー』主役のラモン・ノヴァロについて 映画『ベン・ハー』のデータ 題名 ベン・ハー (Ben-Hur)監督 フレッド・ニブロ出演 ラモン・ノヴァロ、フランシス…

虹を掴む男(1946)

パルプ雑誌の校正者ウォルター・ミティは注意力散漫で夢見がち。母親から頼まれる買い物ひとつちゃんとできない。メモを渡され持って行っても毎回ひとつは間違えて、翌日返品を繰り返している。息子が心配な母親は過保護にやたらと干渉し、結婚相手まで連れ…

ベン・ハー(1959)

イエス・キリストが生まれてから死ぬまでの間のイスラエルが舞台。ユダヤの王子ジュダ・ベン・ハーと、ユダヤを支配するローマ人の幼馴染メッサラの確執を、迫力満点に描く。 幼い頃に幼馴染だったユダヤの王子ジュダとローマ人メッサラ。大人になって再会す…

毒薬と老嬢(1944)

超有名演劇評論家のブルースターは、結婚嫌いでも超有名。結婚を目の敵にした著作物をいくつも出版してきたが、ついに叔母の家の隣に住む女の子と恋に落ち、結婚を決意する。 実はブルースターの結婚嫌いの理由は、自分に呪われた家系の血が流れているからだ…

海底2万マイル(1954)

1868年、海洋学の権威アロナクス教授と助手のコンセイユは、南太平洋に出るという怪物の正体を調べるため、政府の軍艦に乗り込む。何の成果も上げられないまま三か月半が経ったある晩、とうとう怪物と遭遇。攻撃を開始するが、戦闘中ふたりは海に投げ出され…

幽霊の館(1941)

最愛の妻に不倫の末駆け落ちされ、愛人と共に車の事故で死なれてしまった初老の男ケスラー。ケスラーは毎年結婚記念日になると、亡くなった妻がまるで生きているかのようにふるまい、空の椅子を相手に夕飯をとっていた。娘のジェニファーや使用人はそれにも…

少年と犬

第4次世界大戦はたった4日間で終結。人類は核で滅びかけ、食料も女も何もかもを力づくで奪う弱肉強食の世界と化していた。主人公ヴィックは、テレパシーや千里眼的な能力を持ったインテリ犬ブラッドを相棒に、ヴィックは女を、ブラッドは食料を求めて砂漠を…

M(1931)

1930年のドイツ・ベルリンで連続少女殺害事件がおこる。警察が躍起になって犯人を探すが捜査は進まず、また新たな被害者がでてしまう。そのうえ、犯人による声明文が新聞に掲載され、警察の面目は丸つぶれだ。

バンド・ワゴン(1953)

かつては大スターだったミュージカル・スターのトニー・ハンターは、今では人々に忘れられつつあった。久しぶりのニューヨークもすっかり変わり、時の流れを感じさせる。 昔からの友人である劇作家夫婦のレスターとリリーが、トニーの為に新作を書いてくれる…

ターザンの逆襲(1936)

アフリカの地にジェーンのいとこのリタとエリックが訪ねてくる。叔父が亡くなり、莫大な遺産がジェーンに残されたというのだ。相続の条件はジェーンがイギリスに帰国すること。二人は全財産をこの旅に費やしており、ジェーンを連れ戻し、分け前にあずかろう…

毒薬(1951)

ポールとその妻ブランディーヌはお互いを憎み合っていた。ブランディーヌは夫を殺そうと薬屋で殺鼠剤を購入し食器棚に隠しているし、ポールもアル中でワインばかり飲み、でっぷり太って風呂にも入らない妻を憎み、それを近所の人に隠そうともしない。ポール…

青の恐怖(1946)

第二次世界大戦下のイギリス。病院の外科手術チームが中心となって話が進む。 チームは女たらしの外科医イーデン、真面目な麻酔科医バーンズ、数人の手術室看護師で構成されていて、みなそれぞれ男女関係にある。バーンズは看護師リンレイと婚約しているが関…

凸凹宝島騒動(1942)

バスの運転手の凸凹コンビがバスを暴走させて指名手配され、ヨットで逃げて遭難し、宝島にたどり着く。原住民と出会い、英雄と勘違いされてモテモテになるが、島の宝を狙う悪い考古学者に命を狙われバタバタと騒ぎ、島を脱出するというドタバタ・コメディ。

殺人者(1946)

ボクサーで堅実さに欠けるスウィード(ランカスター)が殺される。保険調査員のリアドンがスウィードの人間関係を洗っていくと、彼は大して面識のない初老の女性を保険金の受取人にしていた。 さらなる調査の過程でスウィードの人となり、そして過去が明らか…

将軍たちの夜(1967)

第二次大戦下のポーランド、ワルシャワ。娼婦の惨殺死体が発見される。犯人が立ち去る姿を、便所のドアの割れ目から覗いていた男がいたが、彼が見たのは犯人のズボンのみ。そしてそのズボンはナチスの将軍が履く、真っ赤なラインが入ったズボンだった。

踊る海賊(1948)

愛のない結婚を強いられているマニュラは、心の中では伝説の海賊マココに憧れ、マココとの結婚を夢見ていた。そんなマニュエラの前に女たらしの旅芸人セラフィンが現れる。実は彼はマニュエラが夢見る海賊マココだった。

泣きぬれた天使(1942)

若く貧しく孤独な娘ジュヌヴィエーブは逞しい青年ボブと恋に落ちるが、戦争が始まりボブは戦場へ行ってしまう。 やがて戦争も終わり男たちが戦場から戻ってくるがボブは戻ってこず、手紙一つこない。学生仲間のひとり、彫刻家でリーダー格の男ジャックが戦場…

ターザンの復讐(1934)

前回、象牙を持ち帰ることに失敗したハリー・ホルトが、新しいパートナー、アーリントンと共にアフリカへ戻ってくる。象牙だけでなく、ターザンからジェーンを取り戻したいホルトは、ジェーンへの贈り物にドレスや化粧品、アクセサリーなど大量に持ち込む気…

さらばベルリンの灯(1966)

戦勝国であるアメリカ・イギリス・フランス・ソ連の4か国は、ドイツの非軍事化、非ナチ化、民主化を進めていた。しかしナチの残党は根強く残り、「ネオナチ」として地下活動を続けている。しかも彼らは市民の中に紛れ込んで活動していて、見分けるのは容易で…

ある日どこかで(1980)

劇作家のリチャードは学生時代、見知らぬ老婦人から「帰ってきて」の言葉と共に懐中時計をもらう。その晩老婦人は自分が暮らすグランドホテルで息を引き取る。 月日が流れ、30代になったリチャードはスランプに陥り、車でドライブ中立ち寄ったグランドホテル…

奇妙な扉(1951)

酒も女も博打も喧嘩もやる放蕩息子のデニスは、ある晩酒場で喧嘩になり、相手の男を殺してしまう。逃亡する際中、闇の中にそびえる屋敷に行きつき、扉を開け中に逃げ込む。するとその扉は中からは開けられず、デニスは屋敷に閉じ込められてしまう。

地球最後の男 オメガマン(1971)

中ソ細菌戦争が起こり、人類は感染症であらかた死亡。生き残った人類は、皮膚から色素が失われ、白い皮膚、白い髪、白い目、皮膚には赤い瘡蓋で、黒づくめの衣装に身を包み、光を恐れる夜行性に変異していた。

類猿人ターザン (1932)

象牙で一旗揚げたいジェームズ・パーカーは、伝説の象の墓場があるというムチア山を探しているが、「見たものは死ぬ」との伝説があるムチア山の場所を教える原住民は誰もいない。 そこへ娘のジェーンがアフリカまでやってくる。ほどなくムチア山のある方角を…

謎の要人悠々逃亡!(1961)

戦時中、ピース卿は英国軍からなにかの任務を仰せつかって「ファーロー中尉」のコードネームを与えられ、ドイツ領へ飛び立つが、なんと爆撃機から放り出されてドイツ軍の捕虜になってしまう。そこでピース卿は収容所からの脱出を計画する。

ジェニイの肖像(1948)

売れない画家のイーベンは偶然ある少女ジェニイと出会う。彼女は不思議な魅力を備えており、1910年の新聞を持っていた。会うたびに大人になっていく彼女。イーベンは少女の持つ魅力と謎に取りつかれ、すぐにお互いなくては生きられない存在になるのだが、実…

リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(1986)

花屋で働く“植物大好き”シーモアは、まったく冴えないダメ男。 ある日空がぴかっと光って、突如現れた小さな鉢植えを持って帰って育て始めるが、なんとそいつは宇宙から来た人食い宇宙植物だった。おかげでシーモアはこいつの食欲を満たすため、死体調達に振…