突っ込みどころ満載の、まるで「40年代のトレンディドラマ」な作品。前半はラブロマンス、後半に行くにしたがってだんだんサイコスリラーになっていく。 コンスタンスは美人だから男にモテモテ。だけど本人はやたらと堅物というか理屈っぽくて、恋とか愛とか…
ターザン映画第一作目『類猿人ターザン』でジョニー・ワイズミュラーの美しさに感心してすっかりファンになった私にとって、ターザン・シリーズを見る時にワイズミュラーの美貌は重要なポイント。 元々水泳のオリンピック選手(金メダリスト)を経てハリウッ…
犯罪映画というよりは処世術映画というか、反面教師映画というか、私はこの映画を見ると「ダメなヤツの見本を見た!」という気分になる。 どういうところがダメなヤツなのかと言うと、まずジョニーはいたって普通の、身近にいそうなごく平凡な男として登場す…
走る列車という一種の密室で老婦人が失踪したにも関わらず、誰もが口裏を合わせたかのように「そんな女性はいなかった」と証言する。 しかしたったひとり、老婦人の存在を確信しているアイリスが彼女の存在を主張し続け、アイリスは正気まで疑われてしまう、…
この映画の一番の肝は娘のバニーが画面に登場しないところにある。 バニーの存在は母親の発言の中でのみ語られる。ぬいぐるみが出てきたり、歯ブラシも2つあったりなんかはしているのだが、本人が出てこない。 英国に着いてからバニーを「見た」人が誰もい…
映画『オペラ座の怪人(1962)』のデータ 映画『オペラ座の怪人(1962)』のあらすじ 映画『オペラ座の怪人(1962)』の感想 映画『オペラ座の怪人(1962)』のデータ 題名 オペラ座の怪人(The Phantom of the Opera)監督 テレンス・フィッシャー原作 ガス…
映画『オペラの怪人(1943)』のデータ 映画『オペラの怪人(1943)』のあらすじ 映画『オペラの怪人(1943)』の感想 映画『オペラの怪人(1943)』のデータ 題名 オペラの怪人(Phantom of the Opera)監督 アーサー・ルービン原作 ガストン・ルルー 「オ…
おや? エリックの仮面ってこんなだったんだ。っていうか、いいの?エリック、これで。もうちょっと似合うのなかった? オペラ座の怪人の1925年版を見ようなんていう人は、絶対にアンドリュー・ロイド・ウェーバー版のミュージカル(1986)か、その映画化版…
ジャズ黎明期のニューオーリンズを舞台に、ジャズの普及に情熱を傾ける白人男性デュケインと若きオペラ歌手メラリーの恋模様を追いつつ、ジャズを生み出しジャズを愛する黒人ミュージシャンの姿、人種や世代の壁を乗り越えていく音楽の力を描き出す、音楽へ…
主人公 ”透明人間” グリフィンを演じたのは、『オペラの怪人(1943)』でパパ・ファントムを演じていたクロード・レインズ。 とはいえ今作では終始包帯ぐるぐるで顔が見えないし、包帯を解けば「透明」という役柄だから、どこがクロード・レインズなのかさっ…
率直に言って名作だと思う。アンデルセンの『赤い靴』の、とてもよくできた翻案だと思った。 映画のなかば過ぎから15分にわたって演ぜられる劇中劇『赤い靴』のバレエ・シーンとその後に続くバレエ・シーンは圧巻。 赤い靴を履いてパーティに行きたいと願う…
映画『ベン・ハー』のデータ 映画『ベン・ハー』のあらすじ 映画『ベン・ハー』の感想 映画『ベン・ハー』主役のラモン・ノヴァロについて 映画『ベン・ハー』のデータ 題名 ベン・ハー (Ben-Hur)監督 フレッド・ニブロ出演 ラモン・ノヴァロ、フランシス…
パルプ雑誌の校正者ウォルター・ミティは注意力散漫で夢見がち。母親から頼まれる買い物ひとつちゃんとできない。メモを渡され持って行っても毎回ひとつは間違えて、翌日返品を繰り返している。息子が心配な母親は過保護にやたらと干渉し、結婚相手まで連れ…
イエス・キリストが生まれてから死ぬまでの間のイスラエルが舞台。ユダヤの王子ジュダ・ベン・ハーと、ユダヤを支配するローマ人の幼馴染メッサラの確執を、迫力満点に描く。 幼い頃に幼馴染だったユダヤの王子ジュダとローマ人メッサラ。大人になって再会す…
超有名演劇評論家のブルースターは、結婚嫌いでも超有名。結婚を目の敵にした著作物をいくつも出版してきたが、ついに叔母の家の隣に住む女の子と恋に落ち、結婚を決意する。 実はブルースターの結婚嫌いの理由は、自分に呪われた家系の血が流れているからだ…