ぱっとみ映画感想ブログ

    1999年までの映画 特化型ブログです

五十音順-サ行

さらば青春の光(1979)

60年代のロンドン。主人公のジミーは広告会社のメールボーイで、仕事はクソみたいな雑用だけ。家に帰れば同じく退屈で希望のない両親が、カウチに座ってテレビを眺めている。ジミーはモッズ仲間と共に、バイクとドラッグ、パーティ、喧嘩に明けくれている。…

SEX発電(1975)

80年代のエネルギー危機がきっかけで、この世界線の21世紀は科学文明が衰退。 電気を生み出す機構がすべて壊滅して、文明が200年は後退し、車は馬車に、灯りはロウソクに頼るような、電気のない生活を強いられていた。

ジェリー・ルイスの底抜け大学教授(1963)

科学が専門の大学教授ケルプは、出っ歯でド近眼で全くイケてない冴えない男。でも自分の生徒の女学生ステラだけはなぜか優しく接してくれる。 そんなケルプがある時偶然、イケメンのモテ男に変身する薬を発明する。薬を飲んだケルプは歌もピアノも達者な最高…

続・光る眼/宇宙空間の恐怖(1964)

知能テストで通常では考えられない成績を叩き出した少年ポール。遺伝学者トムと遺伝学者デイヴィッドがポールの母親に話を聞きにいくが協力を得られない。 しかしその直後、母親は車にはねられ全身骨折で入院してしまう。彼女は見舞いに来たトムとデイヴィッ…

ザ・カンニング [アルバイト情報](1982)

バカロレア予備校「ルイ14世予備校」の仲間たちはバカロレア合格後に休暇を取り、青春を謳歌していた。一番の女好きのベベルは彼女と一緒にセイシェルにいくつもりだ。ところが彼女は空港に現れた別の男と一緒にセイシェルに行ってしまう。

ザ・カンニング [IQ=0](1980) 

フランスのバカロレア資格を目的とした予備校 ”ルイ14世予備校” は、合格者ゼロを誇り、倒産の危機を迎えていた。リュシー校長は予備校の存続をかけて、今年の生徒をなんとしてでもバカロレアに合格させる決意を固める。

料理長(シェフ)殿、ご用心(1978)

映画『料理長(シェフ)殿、ご用心』のデータ 映画『料理長(シェフ)殿、ご用心』のあらすじ 映画『料理長(シェフ)殿、ご用心』の予告編 映画『料理長(シェフ)殿、ご用心』の感想 映画『料理長(シェフ)殿、ご用心』のデータ 題名 料理長(シェフ)殿…

聖衣(1953)

ローマ人よりも奴隷の方が多いと言われたチベリウス皇帝治世のローマ。堕落した生活を送る護民官マーセラスは双子の奴隷を買おうと奴隷市へ行き、幼馴染のダイアナと再会する。ダイアナは美しく成長しており、次期皇帝カリギュラの妃候補になっていた。マー…

ソイレント・グリーン(1973)

人類の環境汚染による地球温暖化と人口爆発によって、4000万人がひしめき合う2022年のNY。食料も水も圧倒的に不足し、政府が配給するクラッカー状の合成食品「ソイレント・レッド」と「ソイレント・イエロー」に頼って暮らしていた。そして新たに、海底プラ…

白い恐怖(1945)

突っ込みどころ満載の、まるで「40年代のトレンディドラマ」な作品。前半はラブロマンス、後半に行くにしたがってだんだんサイコスリラーになっていく。 コンスタンスは美人だから男にモテモテ。だけど本人はやたらと堅物というか理屈っぽくて、恋とか愛とか…

少年と犬(1975)

第4次世界大戦はたった4日間で終結。人類は核で滅びかけ、食料も女も何もかもを力づくで奪う弱肉強食の世界と化していた。主人公ヴィックは、テレパシーや千里眼的な能力を持ったインテリ犬ブラッドを相棒に、ヴィックは女を、ブラッドは食料を求めて砂漠を…

殺人者(1946)

ボクサーで堅実さに欠けるスウィード(ランカスター)が殺される。保険調査員のリアドンがスウィードの人間関係を洗っていくと、彼は大して面識のない初老の女性を保険金の受取人にしていた。 さらなる調査の過程でスウィードの人となり、そして過去が明らか…

将軍たちの夜(1967)

第二次大戦下のポーランド、ワルシャワ。娼婦の惨殺死体が発見される。犯人が立ち去る姿を、便所のドアの割れ目から覗いていた男がいたが、彼が見たのは犯人のズボンのみ。そしてそのズボンはナチスの将軍が履く、真っ赤なラインが入ったズボンだった。

さらばベルリンの灯(1966)

戦勝国であるアメリカ・イギリス・フランス・ソ連の4か国は、ドイツの非軍事化、非ナチ化、民主化を進めていた。しかしナチの残党は根強く残り、「ネオナチ」として地下活動を続けている。しかも彼らは市民の中に紛れ込んで活動していて、見分けるのは容易で…

ジェニイの肖像(1948)

売れない画家のイーベンは偶然ある少女ジェニイと出会う。彼女は不思議な魅力を備えており、1910年の新聞を持っていた。会うたびに大人になっていく彼女。イーベンは少女の持つ魅力と謎に取りつかれ、すぐにお互いなくては生きられない存在になるのだが、実…

ショック集団(1963)

精神病院でスローンという男が殺される。犯人は不明だが、入所者のなかに目撃者が3人いる。3人とも狂人だが、ジャーナリストの主人公は精神病院に潜入して彼らを取材し、ピューリッツア賞をものにしようと目論む。

処刑ライダー(1986)

アリゾナの田舎町に、仲間と車狩りをしているパッカードというイカれたクソ野郎がいて、いい車を持ってる奴にレースをふっかけて、奪い取った車を改造して遊んでいる。パッカードはケリーというイケてる女の子に粘着していて、嫉妬心むき出しでつきまとって…

ステラ・ダラス (1937)

ステラはお金も学も教養もない工場労働者の家庭の出身。でも父や兄と同じ工場で働くちょっと毛並みの違う男ダラスが実は上流階級の男と知っていて、彼を落として玉の輿に乗ろうと計画している。

自転車泥棒(1948)

第二次世界大戦後のイタリア。戦争に負けて仕事が無く、とても貧しい男アントニオが、ようやく見つけた仕事をこなすのに必要な自転車を盗まれてしまい、必死で探すが見つけられず、なんとか犯人を見つけるが証拠が無くて相手にされず、途方に暮れて自分も自…

周遊する蒸気船(1935)

1890年代のミシシッピ州が舞台。インチキ薬売りで蒸気船の船長ドク(ウィル・ロジャース)が主人公。ある日ドクは、日ごろのライバルであるイーライ船長といつもの軽口を叩き合ううちに、夏の蒸気船レースでお互いの船を賭けることになる。

十二人の怒れる男(1957)

18歳の少年が父親殺しで起訴される。その裁判の陪審員として集められた12人の男たち。6日間の裁判を終え、陪審員たちは少年が有罪か無罪かを話し合うべく別室へ移動する。早く帰りたい11人は有罪に投票。ところが1票だけ無罪に票が入る。判決を下すには全員…

サムソンとデリラ(1949)

ロン毛のサムソンは、岩を持ち上げライオンを素手で倒す怪力男。そのサムソンに思いっきり片思いしているデリラが、サムソンを自分に振り向かせようとあの手この手で執着しまくるという話。 これは純愛なのか、ストーカーなのかがテーマ(ウソ)。

世紀の女王(1944)

見どころはなんと言ってもエスター・ウィリアムズの水中レビュー。カテゴリ的にはミュージカルなのだろうけど、主演のエスター・ウィリアムズは踊らない。なぜなら彼女はダンサーではなく、水泳選手だから。とにかく笑顔で泳ぐ泳ぐ。

最後の人(1924)

物語の主人公は、ホテルで働く初老のドアマン。金ボタンや金モールもきらびやかな制服に誇りを持っているし、この仕事と制服のお陰で妻や近所の人たちの尊敬も勝ち得ている。 ところが年齢的なことが理由でトイレ掃除に異動させられてしまう。絶望する主人公…

善人サム(1948)

ゲイリー・クーパーって意外と演技上手いんだな、と思った。すごくお人よしの善良の塊、見方によっては間抜けな馬鹿みたいにも見える役を、とてもチャーミングに演じていた。 前情報ゼロで見始めたから、映画が始まった時は「なんかゲイリー・クーパーに似て…

殺人幻想曲(1948)

やっぱり面白いのが、指揮者であるアルフレッドがオーケストラの演奏中に指揮棒を振りつつ妻殺害の計画を妄想するくだり。 恐るべきご都合主義の塊とも言うべきその計画というのは、オリジナルだと3パターンあって、

スーパーマンⅣ 最強の敵(1987)

映画自体は結構面白い。レックス・ルーサーも復活してるし。 まず、レックスが作り出したニュークリアマンがとても気に入った。基本的にはスーパーマンよりもずっと強いんだけど、驚くほど間が抜けていて、「さすがレックス」と嬉しくなった。

スーパーマンⅢ/電子の要塞(1983)

クリストファー・リーヴ版スーパーマン・シリーズの第3作目。 今回はⅠ、Ⅱとは打って変わって、クラーク以外のメンツが大分違くて、悪役も違えば、なんとヒロインも違う。 最大の見どころはクラークがロイス以外の女にふらふらとしてしまい、なんと手作りダイ…

スーパーマンⅡ 冒険編(1980)

パート2の見所は、クラーク・ケントが自分をスーパーならしめている能力を「ボクは愛に生きる!」と言って意外とあっさり放棄して、母ちゃんを「え、あなたマジで? 困惑~」みたいに驚かせていたことと、そのお相手ロイス・レインとラブラブしちゃうところ…

スーパーマン(1978)

私の好きなクラーク・ケントは、ずり落ちるメガネを指でちょいちょい上げながら、ダメ男を演じている。そしてたいてい夜になるとスーパーマンになって空をパトロールして、地球の平和を守っている。 だけど宇宙で一番孤独な男。こんなに孤独な男もそうはいな…