年代順-1940年代
主人公は人探しが得意な新聞社の編集長ジョージ。 ある日社長が衝動的に愛人ポーリーンを殺害してしまい、ポーリーンが直前に会っていた「男」に罪をなすりつけようと、その「男」探しをジョージに命ずる。 ところがポーリーンに会っていたのがジョージ自だ…
ヒッチハイクで乗せてもらった車の持ち主がひょんなことで死んでしまい、それを自分が殺したと勘違いした男アル。アルは死体を放置し車で逃走するが、途中で拾った女がその男の愛人で、しかもとんでもない性悪女だった。
シンドバッドがいつもの「7つの冒険」の話を身振り手振りで、そりゃあもう自慢げに仲間たちに話していると、仲間の一人に「その話は聞き飽きた。いつも同じ話じゃないか」とキビシイことを言われてしまい、「じゃあ」とばかりに「8つめの冒険」を話し始める。
友人ロジャーに恋文の代筆を頼まれ何度も手紙を書くうちに、その相手に恋愛感情を抱いたアランと、その相手であるヴィクトリアの恋物語。 ヴィクトリアはロジャーと結婚するが、ほどなくロジャーを刺し殺す。そのショックで記憶を失ったヴィクトリアは心神喪…
イタリア中を歩き回り、キャンディーやチョコレートのセールスをしているしがない販売員のパオロ。妻と幼い子供がいるが、口うるさい妻でいつもガミガミ文句を言われている。今朝もやれ目覚ましがうるさい、やれ足音がうるさいとまくしたてられ、イライラし…
嘘つき少年トミーはいつも作り話ばかりして周囲を困らせる。友達も両親もトミーのことをてんで信じていなかった。 そんなある真夏の熱帯夜、暑すぎて眠れないトミーは非常階段で寝ることを思いつく。ママの許可も取って非常階段で寝ようとするが、もっと涼し…
かなり楽しめたけど、それもそのはず、メロドラマ界では割と知られた作品らしい。物語自体確かにメロドラマで、人物像も展開もよくありがちな設定ではあった。 主人公のクラリッサが「不幸な結婚に閉じ込められた善良なヒロイン」で、不倫相手は「程よく不良…
Wikipediaを見ると、「アッシャー家」というのは実在していて、その屋敷の妻が船員と不貞を犯し、主人が二人を殺害したという事件があったらしい。しかもその後この屋敷が取り壊されたときに、抱き合った二人の遺体が発見されたのだとか。ポーはこの事件から…
導入から前半部分は甘いラブロマンス、中盤は心理スリラー、後半はミステリー、という具合に展開が大きく変わっていく。意外な展開、ユーモア、チャーム、ヒロインのジョーン・フォンテインも可愛くて好きだったし、ローレンス・オリヴィエも若くてハンサム…
突っ込みどころ満載の、まるで「40年代のトレンディドラマ」な作品。前半はラブロマンス、後半に行くにしたがってだんだんサイコスリラーになっていく。 コンスタンスは美人だから男にモテモテ。だけど本人はやたらと堅物というか理屈っぽくて、恋とか愛とか…
かなり面白くて、夢中でみた上に連続2回見るほど楽しめた。『オペラ座の怪人』関連の作品はどれを見てもそれぞれ個性的で楽しめるのだけど、今作もすごい怪作。 マスクはわりと「しゅっ」としていて安心の出来。いたって普通で、笑えはしないやつ。
ジャズ黎明期のニューオーリンズを舞台に、ジャズの普及に情熱を傾ける白人男性デュケインと若きオペラ歌手メラリーの恋模様を追いつつ、ジャズを生み出しジャズを愛する黒人ミュージシャンの姿、人種や世代の壁を乗り越えていく音楽の力を描き出す、音楽へ…
率直に言って名作だと思う。アンデルセンの『赤い靴』の、とてもよくできた翻案だと思った。 映画のなかば過ぎから15分にわたって演ぜられる劇中劇『赤い靴』のバレエ・シーンとその後に続くバレエ・シーンは圧巻。 赤い靴を履いてパーティに行きたいと願う…
パルプ雑誌の校正者ウォルター・ミティは注意力散漫で夢見がち。母親から頼まれる買い物ひとつちゃんとできない。メモを渡され持って行っても毎回ひとつは間違えて、翌日返品を繰り返している。息子が心配な母親は過保護にやたらと干渉し、結婚相手まで連れ…
超有名演劇評論家のブルースターは、結婚嫌いでも超有名。結婚を目の敵にした著作物をいくつも出版してきたが、ついに叔母の家の隣に住む女の子と恋に落ち、結婚を決意する。 実はブルースターの結婚嫌いの理由は、自分に呪われた家系の血が流れているからだ…
最愛の妻に不倫の末駆け落ちされ、愛人と共に車の事故で死なれてしまった初老の男ケスラー。ケスラーは毎年結婚記念日になると、亡くなった妻がまるで生きているかのようにふるまい、空の椅子を相手に夕飯をとっていた。娘のジェニファーや使用人はそれにも…
第二次世界大戦下のイギリス。病院の外科手術チームが中心となって話が進む。 チームは女たらしの外科医イーデン、真面目な麻酔科医バーンズ、数人の手術室看護師で構成されていて、みなそれぞれ男女関係にある。バーンズは看護師リンレイと婚約しているが関…
バスの運転手の凸凹コンビがバスを暴走させて指名手配され、ヨットで逃げて遭難し、宝島にたどり着く。原住民と出会い、英雄と勘違いされてモテモテになるが、島の宝を狙う悪い考古学者に命を狙われバタバタと騒ぎ、島を脱出するというドタバタ・コメディ。
ボクサーで堅実さに欠けるスウィード(ランカスター)が殺される。保険調査員のリアドンがスウィードの人間関係を洗っていくと、彼は大して面識のない初老の女性を保険金の受取人にしていた。 さらなる調査の過程でスウィードの人となり、そして過去が明らか…
愛のない結婚を強いられているマニュラは、心の中では伝説の海賊マココに憧れ、マココとの結婚を夢見ていた。そんなマニュエラの前に女たらしの旅芸人セラフィンが現れる。実は彼はマニュエラが夢見る海賊マココだった。
若く貧しく孤独な娘ジュヌヴィエーブは逞しい青年ボブと恋に落ちるが、戦争が始まりボブは戦場へ行ってしまう。 やがて戦争も終わり男たちが戦場から戻ってくるがボブは戻ってこず、手紙一つこない。学生仲間のひとり、彫刻家でリーダー格の男ジャックが戦場…
売れない画家のイーベンは偶然ある少女ジェニイと出会う。彼女は不思議な魅力を備えており、1910年の新聞を持っていた。会うたびに大人になっていく彼女。イーベンは少女の持つ魅力と謎に取りつかれ、すぐにお互いなくては生きられない存在になるのだが、実…
イタリアの片田舎で安食堂を経営するブラガーナとその妻ジョヴァンナの元へ、流れ者の男ジーノが現れる。ジーノとジョヴァンナはすぐに惹かれあい肉体関係を持つ。二人はフラガーノを殺害するが、ジーノは罪悪感から酒に溺れていき、ジョヴァンナは店の経営…
私立探偵フィリップ・マーロウは殺人事件の容疑者としてしょっ引かれている。事件の真相を吐くよう刑事に促され、マーロウは過去を回想し始める。 ある日マーロウの事務所に、ムースと名乗る大男がやってきた。6年間も探し続けているヴェルマという女を見つ…
米英仏ソが分割統治する第二次世界大戦後のウィーン。瓦礫と闇市の時代。 主人公のホリー・マーチンスは、しがない文無しの三流小説家。親友のハリー・ライムに「一緒に仕事をしよう」と誘われウィーンに到着。ハリーのアパートを訪ねると、ハリーはすでに死…
名の知れたラクエル・ウェルチ主演『恐竜100万年(1966)』の、オリジナル版がこれ。 リメイクの1966年版ではラクエル・ウェルチのダイナマイト・ボディが、オリジナルの1940年版ではヴィクター・マチュアのダイナマイト・ボディが拝める仕様になっている。
若い娘のチャーリーの元へ、大好きな自慢の叔父のチャーリーがやってくる。最初は喜んでいたチャーリーだったが、叔父のチャーリーには挙動がおかしなところがあり、しかも二人の刑事が張り付いていた。
売れない役者のトミーは、自分たちでミュージカルを上演したいけど劇場を借りるお金がない。そこへ“孤児の子供たちを田舎へ連れていくための資金集め”という大義名分が降ってくる。 これは世間に注目されること請け合い、子供たちをダシに使ってショーをやり…
第二次世界大戦後のイタリア。戦争に負けて仕事が無く、とても貧しい男アントニオが、ようやく見つけた仕事をこなすのに必要な自転車を盗まれてしまい、必死で探すが見つけられず、なんとか犯人を見つけるが証拠が無くて相手にされず、途方に暮れて自分も自…
舞台はメキシコ。闘牛士の家に双子の姉弟マリアとマリオが生まれる。父のアントニオはマリオを闘牛士の跡取りとして育てるが、マリオは音楽の才能があり、音楽家の道を選ぶ。 姿を消したマリオに成りすまして闘牛場に立ったマリアは、見事な牛さばきを見せて…