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ラブ・レター(1945)

 

 

 

 

 

映画『ラブ・レター(1945)』のデータ

題名 ラブ・レター (Love Letters)
監督 ウィリアム・ディターレ
出演 ジェニファー・ジョーンズ、ジョセフ・コットン、アン・リチャーズ、セシル・ケラウェイ
音楽 ビクター・ヤング
上映時間 101分
制作年 1945年
制作国 アメリカ

 

 

映画『ラブ・レター(1945)』のあらすじ

友人ロジャーに恋文の代筆を頼まれ何度も手紙を書くうちに、その相手に恋愛感情を抱いたアランと、その相手であるヴィクトリアの恋物語。

ヴィクトリアはロジャーと結婚するが、ほどなくロジャーを刺し殺す。そのショックで記憶を失ったヴィクトリアは心神喪失と判断されて精神病院に入れられる。どうやら事件の原因は、アランが代筆していた手紙にあるらしい。

おまけにアランの目の前に現れたヴィクトリアは自分の名前すら忘れており、シングルトンという名で生活していた。

記憶喪失であり、二人の女性の人間性が交錯する、まるで二重人格のようなヴィクトリアと、想像のヴィクトリアではなく現実のヴィクトリアにも恋をしたアランの恋模様を描く。

 

 

映画『ラブ・レター(1945)』の予告編

www.youtube.com

 

 

映画『ラブ・レター(1945)』の感想

実に入り組んだラブ・ストーリーで、あらすじにまとめるのが難しかった。だいぶ変わったラブストーリーだと思う。

手紙を介して惹かれあう男女がいるが、お互いがその相手であることを知らずに展開し、徐々にそれが明かされるけれど、二人の間には殺人やら記憶喪失やら二重人格やら、大きな問題が立ちはだかっているという複雑な展開。

ジェニファー・ジョーンズとジョセフ・コットンのコンビと言えば『ジェニイの肖像(1948)』があって、こちらも私のお気に入りの作品なのだけど、『ジェニイ~』も過去から飛んでやってくる女の子と売れない画家の恋を描いた、変わったラブストーリーだった。

 

私はジェニファー・ジョーンズはあまり好きではないのだけれど、今作の彼女は良かった。
たぶん若い、、、のかな? それともちょっと痩せているのかな? 今まで見た彼女の中では、一番魅力的に見えた。

 

そして相変わらず、ふわっと非現実的な男ジョセフ・コットン。あくせくするとか、髪を振り乱して必死になるとか、怒りにまかせるとか、そういうことは一切なく、風のように佇む男。今回もジョセフ・コットンはジョセフ・コットンだった(褒めています)。

 

最後、結局は甘いラブストーリーで、ラストは唐突に典型的なハッピーエンドで終わるけど、途中の展開にミステリーがあって結構楽しめる、印象に残る作品。

 

 

ラブ・レター(字幕版)

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