ぱっとみ映画感想ブログ

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幽霊の館(1941)

 

 

 

 

 

映画『幽霊の館』のデータ

題名 幽霊の館 (Invisible Ghost)
監督 ジョセフ・H・ルイス
出演 ベラ・ルゴシ、ポリー・アン・ヤング、ジョン・マクガイア
上映時間 64分
制作年 1941年
制作国 アメリカ

 

 

映画『幽霊の館』のあらすじ

最愛の妻に他の男と駆け落ちされ、その愛人と共に車の事故で死なれてしまった初老の男ケスラー。ケスラーは毎年結婚記念日になると、亡くなった妻がまるで生きているかのようにふるまい、空の椅子を相手に夕飯をとっていた。

今年の結婚記念日も姿のない妻と夕飯を共にし、昔のように話しかける。娘のジェニファーや使用人はそれにも慣れ、ケスラーの好きなようにさせていた。

しかし実は死んだはずの妻は、記憶を失ったもののまだ生きていて、庭師にかくまわれ敷地内で生活していた。

記憶がない妻は夜中になると敷地内を徘徊する。その姿をケスラーが窓から見つめている。死んだはずの妻に凝視されるとケスラーは二重人格を発動し、近くにいる者を無差別に殺してしまう。

 

 

映画『幽霊の館』の感想

ベラ・ルゴシの棒演技が楽しめる。彼はあからさまに大根役者だと思う。

 

そして物語も若干無理がある。ケスラーが妻を見ると、勝手に二重人格を発動している設定みたいだけど、私には妻が催眠術をかけているように見える。

でも物語の展開はそうではなくて、妻には全く罪はないようなので、ちょっと腑に落ちない印象になってしまっていた。

 

でも使用人役の脇役たちが魅力的でいい味を出していたし、60分くらいの短い映画なのもあって割と見られる。B級サイコ・怪奇サスペンス、といった感じ。

 

 

幽霊の館(字幕版)