ぱっとみ映画感想ブログ

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ドリアン・グレイの肖像(1945)感想

 

 

題名 ドリアン・グレイの肖像 (The Picture of Dorian Gray)
監督 アルバート・ルーウィン
出演 ジョージ・サンダース、ハード・ハットフィールド、ドナ・リード、アンジェラ・ランズベリー、ピーター・ローフォード
上映時間 110分
制作年 1945年
制作国 アメリカ

 

自分の人生が自分に復讐してくるという、オスカー・ワイルドの超有名な小説『ドリアン・グレイの肖像』の映画化。

 

若き美貌の青年ドリアンは友人の画家に自分の肖像画を描いてもらう。しかし「人生で一番大事なのは若さだ。二度と戻らない若いうちに、欲望の赴くままに生きるべきだ」という哲学に傾倒し、エジプトの神に永遠の若さを望む。

程なく酒場の歌手に恋をするドリアンだったが、ゲームのように彼女を試して翻弄し、彼女を死に追いやってしまう。すると肖像画の自分の顔が冷酷な微笑を称えていた。

自分の代わりに肖像画の方が人生の責任を肩代わりしてくれることとなったドリアン。彼の冷酷さは拍車がかかり、それと共に肖像画が醜く変貌していく、という話。

 

現代はドリアン・グレイがいっぱい。怖い怖い怖い怖い。だから美容整形とか嫌いなのよ。自分に対してのごまかしだから。

その時その時の現実をきちんと丁寧に受け止めていかないと、最後に一気に復讐しに来るのよ。美容整形とか老いだけの問題じゃない。ほんとに気を付けよう。

自戒を込めて。