ぱっとみ映画感想ブログ

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夢の中の恐怖(1945)

 

 

 

 

 

映画『夢の中の恐怖(1945)』のデータ

題名 夢の中の恐怖(Dead of Night)
監督 アルベルト・カヴァルカンティ、チャールズ・クライトン、ベイジル・ディアデン、ロバート・ハマー
原作 H・G・ウェルズほか
出演 マーヴィン・ジョンズ、グーギー・ウィザーズ、サリー・アン・ハウズ、マイケル・レッドグレイヴ、ベイジル・ラドフォード、ノウントン・ウェイン
上映時間 103分
制作年 1945年
制作国 イギリス

 

 

映画『夢の中の恐怖(1945)』のあらすじ

建築士のウォルターが屋敷の修繕を頼まれ、田舎の屋敷に行く。初めていく場所にも拘らず、ウォルターは一度来たことがあるような気がして仕方がない。屋敷には6人の男女が集まっており、その人たちもどこかで会ったことがあるような気がする。実際、ウォルターは屋敷の間取りも知っていたし、6人の男女は彼がいつも見る悪夢の中の登場人物なのだった。

ウォルターは「自分はこの状況を知っている。この後どうなるかも知っている」と夢の話をすると、客人たちはそれを面白がり、彼らも自分が経験した不思議で怖い話を一人一人話していく。

先が分かるウォルターは途中で恐ろしくなり、その場を立ち去ろうとするが皆がそれを許さない。また一人、また一人と話を進め、最後の話が終わった後、ウォルターが予告していた通りに客人の一人の眼鏡が壊れる。

そしてウォルターは自分の予想通りのことをしでかすが、目が覚めるとそれもいつもの悪夢だった。そして枕もとの電話が鳴り、ウォルターはある田舎の屋敷の修繕を頼まれる。 

 

 

映画『夢の中の恐怖(1945)』の場面集

www.youtube.com

 

 

映画『夢の中の恐怖(1945)』の感想

なにこれ、超怖いんだけど。

私はベイジル・ラドフォードとノウントン・ウェインのコンビが見たくて見ただけだから、本当に軽い気持ちで観てしまった。

 

男がある家に初めて行くが、どうも自分はここを知っているらしい。そこに集まった男女もどこかで会ったことがあるようだ。男はこのシチュエーションとおんなじ夢を何度も見ており、それでデジャブ感を感じていたのだ。でも周りは誰も信じない。そこでみながそれぞれ自分が体験した不思議な話をしはじめる、という話。

 

客人たちが一人一人、自分の持ちネタを話していくという、日本の百物語に似た構想のオムニバス形式で映画は進む。

始まりからしばらくはちっとも怖くなかったから、「これ後半に向かって怖くなっていくやつなんじゃないの?」なんて冗談みたいに思いながら見ていたら、想像以上に怖くって震えたわ。

 

中でも最後の話なんて超怖いんだから。腹話術師が、自分が腹話術の人形を支配しているはずが、人形の方に自分を支配されてしまう話。

ここでの主役のマイケル・レッドグレイヴの迫真の演技は称賛に値すると思う。

 

体温が2度くらい下がったわ。寒い。

 
 

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